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WX-1110zで FreeDOS


6. WX-1110z へ FreeDOS beta9 pre-release2 をインストール
某オークションで WX-1110z がまた放出されてました。もう買う気のある人は買ってしまった、という感じで入札者がいませんでした。レアなPCはやっぱり複数台持つべきだ!と何だか分からん衝動にかられて、気がついたら落札していました。(^^;

初代で Vine Linux のインストールについては体験済みやし、Windows95 はまだちゃんと動かせるようになってないし... ということで、今度は FreeDOS と Vine Linux 2.1.5 (カーネル改)のデュアルブートマシンにしてみましょう。WX-1110z の CPU は AMD の Elan SC400 (486SX相当) なので、DOS で動かすのには手頃やし。

まず、FreeDOS のインストールイメージを入手する必要があります。FreeDOS beta8 の頃は FD イメージのみ (FreeDOS NC1 とかいうのは iso イメージがあったけど)やったけど、FreeDOS beta9 pre-release 2
では iso イメージがダウンロードできます。 (2003年10月12日現在、 FreeDOS beta9 pre release 3 になってます。そんなに変化はないと思うのですが...)これを CD-R に焼けば、インストール用 CD の出来上がり。

さて、インストール手順です。

  1. WX-1110z の HDD を取り出す
  2. CD-ROM ブートできるPC(今回は ThinkPad380XD)に取り出したHDDを突っ込む。
  3. あらかじめ Windows95/98 の fdisk で領域確保し、format しておく。今回は 200MB を FreeDOS、残りを Linux。
  4. PC を CD-ROMブート可にして電源を入れる。
  5. インストーラが起動するので指示にしたがって FreeDOS をインストール。
  6. Vine Linux 2.1.5 (カーネル改) をインストール。apt-get upgrade でアップデートを済ませておくのが吉。:-)
  7. WX-1110z に HDD を戻す。
fdisk に関しては FreeDOS のインストール途中で可能なようなのですが、どうも容量認識がうまくいかなかったので、無難に Windows95 のブート FD で fdisk してしまいました。FreeDOS のインストーラは beta8 のときより洗練された感じがします。インストーラでの手順を以下、簡単に示します。詳細はインストール用 CD-ROM のどっかに入ってる readme を読んで下さい。(^^;
#手順の説明中にあるメッセージは英語で出ますよ、もちろん。:-)
  1. ブートするとフレームバッファを使ったグラフィックが出ます。ちょっとビックリ。:-)
  2. ブート元を指定します。1) CD-ROM、2) 最初に見つかる HDD、3) 最初に見つかる FDD、4) スキップ ( 1)を選択)
  3. CD-ROM ドライブの種別等を指定します。1) ATAPI CD-ROM、2) ATAPI CD-ROM + XMS、3) クリーンブート(?)、4) SCSI ( 1) を選択)
  4. 作業内容を指定します。 1) FreeDOS beta9 のインストール、2) CD-ROM から FreeDOS を起動、3) FreeDOS のブートフロッピーを作成、v) インストール説明ファイルを見る、r) リブート ( 1) を選択)
  5. インストールオプション等を選びます。 1) インストール開始、2) 言語設定(EN)、3) スクリーンモード設定 (Mono)、4) キーボードレイアウトの選択 (None)、5) インストールモードの選択 (Full) ( 1) を選択する前に 2)、3) 及び 5) を設定。スクリーンモードのデフォルトがモノクロディスプレイ(Mono)なのでカラー(Color)に変更、4) には選択肢がありません)
  6. インストール説明ファイルが表示されます。ESC で終り。
  7. パーティション管理画面が出ます。右端にコマンドが並びます。画面中央にインストール可能なパーティションの一覧表示があるので、インストールしたいパーティションを選択(ハイライト状態)して Install System Files コマンドを選択します。
以上の操作の後、なーんと、GUIのインストーラが立ちあがります。ライセンス承認画面で I accept ... を選ぶと、インストール元とインストール先を選ぶ画面になります。が、しかーし、世の中そんなに甘くはなかった... (^^;

インストール元のパッケージリスト取得に失敗し、エラーが出てしまいました。色々、パスを変えてみましたが、どうにもエラー。仕方がないのでインストールを中断 (Abort) し、ディレクトリをゴソゴソ見てみました。すると、
textinst.exe
なーんて、魅力的な名前の実行ファイルがありました。迷わず(ちょっとは迷った方がいいのかも...(^^;)、実行。こちらもインストール元とインストール先を聞いてきますので、
インストール元 (From) : x:freedospackages
インストール先 (To )  : c:fdos
と指定すると、あーら、パッケージリストを無事取得して、ファイルコピーを実行して、インストール完了。あっけないもんです。

それから、最初にブートした後、 c:fdos ディレクトリにある postinst.bat を実行しときましょう。何だか設定をやってくれます。config.sys と autoexec.bat のコピーはこの段階で実行されます。
#ただし、WX-1110z には FDD が無いので、フロッピーにアクセスできまへんエラーがいっぱい出ます。Fail と Abort を駆使して何とか切りぬけて下さい。(^^;;

インストール中に気づいたんですが、このインストールイメージってホンマの base システムしか無いんやね。GUI だとかエディタだとかは自分で取ってこないとアカンみたいです。その辺のアプリケーションについてはまた次回。
#って、いつやねん。(^^;;


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